第70番札所 七宝山本山寺
七宝山本山寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/shikoku88/s70_motoyamazi.html#basic
- 正式名称と通称
- 七宝山寺宝院 本山寺(しっぽうざん もとやまじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 馬頭観世音菩薩 / 高野山真言宗 / 弘法大師
- 真言
- オン アミリト ウドハンバウン ハッタ
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第70番 七宝山 本山寺 の御詠歌に
- 本山に 誰か植えける 花なれや 春こそ手折れ たむけにぞなる(もとやまに たれがうえける はななれや はるこそたおれ たむけにぞなる)
- 所在地と電話番号
- 〒769-1506:香川県三豊市豊中町本山甲1445(0875-62-2007)
- 前札所と次札所
- 前札所:第69番札所 観音寺(4.7km)/次札所:第71番札所 弥谷寺(12.2km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:観音寺→梁川僑→本山寺
- 観音寺から徒歩1分、JRバス観音寺行:観音寺中学校前→観音寺駅(7分)、琴参バス鳥坂経由丸亀行:本山小学校前(12分)、下車後徒歩(400m)
- JR予讃線本山駅下車。徒歩15分。
- 駐車場:無料(30台:境内まですぐ)
- 宿泊
- 宿坊なし
七宝山本山寺のその他情報
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歴史と謂れ
大同2年(807年)、平城天皇の勅願により弘法大師が鎮護国家のために創立。徳島県西祖谷山で伐採した用材で一夜のうちに建立したとの伝説が残っている。本尊の馬頭観世音、脇士の阿弥陀と薬師如来はこの時に彫刻して安置された。二十四の塔頭、二千石の寺領を持つ四国随一の巨刹として隆盛を極めていた。久安3年(1147年)に建立された重厚な八脚門で、唐風の絵模様の彫刻があり、国の重要文化財に指定されている。本堂は鎌倉時代末期、正応4年(1291年)に佐々木氏信の寄進を得て、正安2年(1300年)に心導上人の時に再建された。その後、天正年間の戦乱のおり長宗我部の兵火からもまぬがれたため、仁王門や五重塔は古い歴史を持つ。言い伝えでは、長宗我部の兵が本山寺を焼き払おうとしたところ蜂の大軍が襲いかかり、長宗我部軍を追い払ったとされている。また、長曽我部元親が寺へ進駐しようとした際、住職が拒んだため切り殺したが、内陣厨子が開いて本尊の手から血が出ており、驚いた長宗我部軍は境内から退き寺は戦禍から免れたとも伝えられる。古文書などの資料は、嘉永7年(1854年)の火災により焼失したが、本堂の棟札や礎有の墨書などからみて鎌倉末期に建立されたものであるという。大正13年(1924年)には特別保護建造物に指定され、昭和27年鎌倉建築の様式として復元工事を行い、昭和30年には国宝に指定された。
堂塔
本堂
弘法大師が―夜のうちに建立されたと伝えられている。境内には「弘法大師一夜建立 本山寺」と書かれている。鎌倉時代に大修復され、昭和30年にも解体修理された。香川県内で唯一の国宝建造物に指定されている。
仁王門
仁王門は八脚門で久安3年(1147年)の建立。国の重要文化財に指定されている。
五重塔
弘法大師が大同4年(809年)に建立、天暦2年(948年)に修理された。その後上の四層が破損したため下の一重のみを修理し塔堂として残っている。明治43年(1910年)当時、住職であった頼富実毅僧正が復興させたとされる。
その他
行事
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その他の情報
- 御本尊の馬頭観世音菩薩、脇士の阿弥陀如来と薬師如来はその厨子三基とともに国宝に指定されている。また、本尊の馬頭観世音菩薩は難病に御利益があり、ガンなどの難病が治った霊験が数多くあるという。馬頭観音菩薩が祀られているのは四国霊場唯一。
- 魔よけ・災難よけの「六文銭長寿のお守り」が売られている。
- 長宗我部軍が寺に攻め入った際、それを阻止しようとした住職が斬り殺されてしまった。そのとき内陣厨子が開き、阿弥陀如来の右手の肘から血が流れていた。驚いた兵士達は一目散に退散。それ以来「太刀受けの弥陀」と呼ばれ、現在も右手にその傷が残っている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日