第66番札所 巨鼇山雲辺寺
巨鼇山雲辺寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s66_unpenzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 巨鼇山千手院 雲辺寺(きょごうざん うんぺんじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 千手観世音菩薩 / 真言宗御室派 / 弘法大師
- 真言
- オン バザラ タラマキリク
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第66番 巨鼈山 雲辺寺 の御詠歌に
- はるばると雲のほとりの寺に来て 月日を今はふもとにぞみる(はるばると くものほとりの てらにきて つきひをいまは ふもとにぞみる)
- 所在地と電話番号
- 〒778-5251:徳島県三好市池田町白地763-2(0883-74-1707)
- 前札所と次札所
- 前札所:第65番札所 三角寺(20.3km)/次札所:第67番札所 大興寺(9.8km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:三角寺→番外椿堂→国道192号線→佐野→バス停雲辺寺□→雲辺寺
- 三角寺から徒歩40分、三角寺口→伊予金田、JRせとうちバス川之江・阿波池田行:伊予金田→雲辺寺口(29分)、下車後徒歩(5km:急坂あり)
- JR予讃線観音寺駅下車。タクシーで30分。雲辺寺ロープウェイ山頂下車。徒歩5分。
- 駐車場:無料(500台:ロープウェイで境内まで12分)、ロープウェイ:1400円
- 宿泊
- 宿坊60人(3800円)
巨鼇山雲辺寺のその他情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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歴史と謂れ
桓武天皇の延暦8年(789年)、寺の建築用資材を求めて雲辺寺山を訪れた弘法大師が山の趣に神韻を感じ、この地こそ霊地と察して山頂近くに堂宇を建立したのがはじまりとされる。その後大同2年(807年)に、嵯峨天皇の勅願で再び訪れて本尊の千手観音を刻み、仏舎利と毘盧遮那法印(仏法石)を山中に納めて霊場と定めた。雲辺寺は四国の僧の学問道場として、阿波・土佐・伊予・讃岐の各坊から学僧が集まり、四国高野と呼ばれて寺はとても栄えた。天正年間に長宗我部元親が雲辺寺に上がり、伊予や讃岐の平野を眼下にして四国平定の野望を抱いたといわれる。その野望を打ち明けられた当時の住職俊崇坊は、「あなたの器は土佐一国の主、四国の主になろうとは茶釜の蓋で水桶を蓋しようとするもの。土佐に帰り領民を愛するがよい」と戒めたと伝えられる。元親は聞く耳を持たず、阿波へ攻め込み殆どの寺を焼失させることとなる。後年に阿波藩主蜂須賀家の保護を得て再建された。
堂塔
お頼みなす
一言観音
その他
行事
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その他の情報
- お四国詣り6つの難所(鶴林寺・太龍寺・神峯寺・横峰寺・雲辺寺・焼山寺)の1つといわれる。この寺は雲辺寺山の山頂にあり、四国霊場一高い場所(標高921m)に位置する。寺域はまさに雲上の世界で、周囲の山々に霧がかかる雲の中の霊場。山麓の雲辺寺口から寺への5.5kmの登りは「へんろころがし」といわれる急勾配の坂道で、横峰寺を上廻る難所。しかし、自動車道が開通。またロープウェイに乗って7分で到着し、少し歩けば本堂に着く。
- 大師堂の右側のいたるところに五百羅漢像が立っている。弘法大師が入唐し、はじめて土を踏んだ福建省赤岸鎮の五百羅漢院の羅漢像を模して刻んだといわれる。
- 本堂の左側に、ナスの形をしたブロンズ製の腰掛けがある。「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない」との諺が示すように、なすびの花は咲くと必ず実がなるといわれる。実になるナスの花と成すをかけ、ナスに腰掛けて「お頼みなす」と願いを掛けるといつかその願いが実るとされる。
- 大師堂のそばにマニ車が奉納されている。マニとは如意宝珠の意味で、車にはお経が納められ、それを一度回すとお経を一度唱えたのと同じご利益があるとされる。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日