第65番札所 由霊山三角寺
由霊山三角寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s65_sankakuzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 由霊山慈尊院 三角寺(ゆれいざん さんかくじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 十一面観世音菩薩 / 高野山真言宗 / 行基菩薩
- 真言
- オンマカ キャロニキャ ソワカ
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第65番 由霊山 三角寺 の御詠歌に
- おそろしや三つの角にも入るならば 心をまろく慈悲を念ぜよ(おそろしや みつのかどにも いるならば こころをまろく じひをねんぜよ)
- 所在地と電話番号
- 〒799-0124:愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75(0896-56-3065)
- 前札所と次札所
- 前札所:第64番札所 前神寺(45.0km)/次札所:第66番札所 雲辺寺(20.3km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:前神寺→国道11号線→西条→土居一赤星→三島市庁→善法寺→四辻→三角寺
- 前神寺から徒歩6分、せとうちバス:石鎚神社→三島港(72分)、せとうちバス新宮行:三島港→三角寺□(25分)、下車後徒歩(2.4km:山道)
- JR予讃線伊予三島駅下車。新宮行きバス23分(三角寺下車)。徒歩45分。
- 駐車場:普通車200円(40台:境内まで徒歩2分)
- 宿泊
- 宿坊100人(3800円)
由霊山三角寺のその他情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/shikoku88/s65_sankakuzi.html#other
歴史と謂れ
天平年間に行基が成武天皇の勅願により、弥勒菩薩都卒の浄土の模して開創。後の弘仁6年(815年)に弘法大師が巡錫、本尊十一面観音を刻み安置した。その時、三角の護摩壇を築き、1尺8寸の不動明王像を刻んで国家の安泰と衆生の福祉を祈願して21日間の降伏護摩の法を修めた。その際の護摩壇にちなみ、三角寺と呼ばれるようになったとされる。以降、嵯峨天皇は本尊を深く信仰し、寺領三百町歩を下賜して七堂伽藍を建立するなど寺運は隆盛であった。しかし、天正年間の兵火で堂宇を焼失。現在の建物は、嘉永2年(1849年)の再建である。
堂塔
仁王門からは正面に席裡、左に本堂がある。山門には重さが150貫という梵鐘が吊されている。
その他
行事
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その他の情報
- 境内の三角の池は、弘法大師の築いた三角形の護摩壇の跡といわれている。池の中には三角形の島があり、七福神の女神、弁財天が祀られている。
- 標高450mの三角寺山の中腹にある難所で、伊予国の最後の札所であるため讃岐との関所寺となる。「心の曲がった者は、罪を怖れてようお詣りしない」と言われている。
- 雲辺寺への途中に、番外椿堂がある。
- ご本尊は子安観音・厄除観音として信仰されている。妊娠した婦人が寺の庫裡にある杓子をひそかに持出し、お産のときに床下へおくと安産できるという風習があり、妊婦が見えると寺の人は見てみぬふりをするとされる。安産すれば新しい杓子を持ってお礼参りにくる。また、子授け祈願としても知られ、子宝に授かりたい人は庫裏の入口で「しゃもじ」を頂く。そのしゃもじを家に持ち帰って夫婦仲良く食事をすれば子宝に恵まれるといわれる。願いが叶ったら二本の「しゃもじ」を持ち正面から堂々と境内に入り、御礼参りをするという。
- 寛政7年(1795年)にこの寺を訪れた小林一茶が感嘆し、「これでこそ登りかひあり山桜」」と詠んだといわれる。本堂の脇には一茶の句碑がある。
- 山門をくぐると左手に山桜がある。樹齢は300から400年になるといわれる。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日