第58番札所 作礼山仙遊寺
作礼山仙遊寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s58_senyuuzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 作礼山千光院 仙遊寺(されいざん せんゆうじ)/通称:おされさん
- 本尊と宗派、開基
- 千手観世音菩薩 / 高野山真言宗 / 弘法大師
- 真言
- オン バザラ タラマキリク
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第58番 作礼山 仙遊寺 の御詠歌に
- 立ち寄りて作礼の堂にやすみつつ 六字をとなえ経を詠むべし(たちよりて されいのどうに やすみつつ ろくじをとなえ きょうをよむべし)
- 所在地と電話番号
- 〒794-0113:愛媛県今治市玉川町別所甲483(0898-55-2141)
- 前札所と次札所
- 前札所:第57番札所 栄福寺(2.5km)/次札所:第59番札所 国分寺(6.7km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:栄福寺→犬塚池→駐車場→仙遊寺(利用可能な交通機関はなし)
- JR予讃線今治駅下車。鈍川方面神子森行きバス19分(大須木下車)。徒歩1時間。
- 駐車場:普通車400円(25台:境内まで徒歩2分)
- 宿泊
- 宿坊60人(3800円)、要予約
作礼山仙遊寺のその他情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s58_senyuuzi.html#other
歴史と謂れ
天智天皇の勅願により、伊予の大守越智守興が一宇を建立したのが始まりとされる。後に阿坊仙人がこの寺に参籠し、養老2年(718年)までの40年間、読経三昧の日々を送り、七堂伽藍を整えたと伝えられる。この七堂伽藍と阿坊仙人がある日煙のごとく消えてしまったといわれ、寺号はこの事にちなんで付けられた。また山号は、海から上がった竜女が本尊の千手観世音菩薩を一刀三礼で刻んだとの伝説にちなむ。平安時代には、四国霊場開創のため弘法大師が巡錫。この寺に留錫し修法したとされる。明治時代には、高僧宥蓮上人がこの寺の山主となり、その法力で人々の信仰を集めた。だが、上人は衆生済度の思いをこの世に残すため、生きながら土中に埋まり入定した。境内にはこの宥蓮上人を供養する五輪塔が建立されている。昭和22年に山火事に遭って全焼したが、本堂、大師堂をはじめ次々に復興された。
堂塔
犬塚池より石門を入ると急な坂道になり、両側に西国三十三箇所の観音石像が祀られている。途中、弘法大師加持水がある。
その他
行事
-
その他の情報
- 作礼山の麓に3つの池があり、その1つが犬塚池と呼ばれている。昔、仙遊寺と栄福寺は住職が兼務し、一匹の黒い犬が飼われていた。仙遊寺で鐘が鳴れば山を駆け上り、栄福寺で鐘が鳴れば駆け下りて、この犬は寺の用務をしていたとされる。ある日、上と下で鐘が同時に鳴ったため、犬はどちらに行けばよいのか分からなくなり、これでは務まらないと池に身を投げたといわれる。悲しんだ村人達は犬塚を設けて供養し、これが由来となり犬塚池と呼ばれている。
- 山門をくぐって石段を少し登ると、「弘法大師御加持水」と呼ばれる井戸がある。大師が錫杖で地面を突いて掘り当てたと言われている。汲み上げられた水は霊水として、多くの人々を諸病から救ったとされ、現在もこの霊水を求めて沢山の人が訪れる。
- 山門から少し石段を上った所右手に、阿坊仙人の像が祀られている。
- 本堂の左手には千体地蔵が並ぶ。
- 境内の大師像の周りは、八十八箇所霊場の本尊が囲んでいる。
- この寺の本尊千手観音は竜女が海から竜登川を上って作礼山にきて彫ったとされる。竜女は一刀三礼で刻み、観音像を彫り上げると竜登川を下って再び海へと帰って行った。その後、旧暦の7月9日になると、決まったように竜燈が竜登川を登って作礼山にやってきて、仙遊寺の桜の木にかかっていたといわれる。この桜は明治まで残っていたが、今は「竜燈桜碑」の石碑を残すのみ。
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
思想、
四国霊場八十八箇所とリンクを辿ると、当ページ
第58番札所 作礼山仙遊寺に辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s58_senyuuzi.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日