トリカブト
- 最終更新
- 2007-05-18T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_t/carmichaels_monkshood.html#menu
トリカブトの情報
- 最終更新
- 2007-05-18T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_t/carmichaels_monkshood.html#what
トリカブトは、キンポウゲ科トリカブト属の総称(Aconitum sp.)。ただし、中国原産で園芸用に栽培されるハナトリカブト(A. carmichaeli Debx.)を特に指す場合も多いため、当ページの情報はハナトリカブトのものを紹介することとする。
一般名 | トリカブト(鳥兜) |
学名 | Aconitum chinense |
科名と属名、園芸分類 | キンポウゲ科トリカブト属の場合多年草。 |
英語名 | carmichael's monkshood / Hana-tori-kabuto / aconite / monkshood |
別名 | ハナトリカブト(花鳥兜)、カラトリカブト(唐鳥兜)、ブス(附子)、ヘルメットフラワー、アコニタム |
花の情報 | 茎の先端に濃青色の花を10ほど総状に咲かせる。 |
開花時期 | 7〜9月 |
原産地 | 中国 |
適温 | 耐寒温度-10℃ |
草丈 | 80〜120cm、広がり:30〜50cm |
花径 | 3cm程度 |
その他外観に関すること
知識
- 有毒植物として有名で、特に根に猛毒を持つ。主な毒成分はアルカロイドの一種アコニチン。食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などから死に至ることもある。花の蜜や花粉にも毒が含まれ、蜂蜜でも中毒例がある。
- トリカブトの名前の由来は、花の形が舞楽のかぶり物である鳥兜に似ているためといわれる。
- 原産は中国で、薬用目的で輸入された。このため、別名で「カラトリカブト(唐鳥兜)」とも呼ばれる。
- ヨーロッパ原産のヨウシュトリカブト(A. napellus)は、葉が掌状に5〜7に深裂、細い線形で花色は菫色。
- 漢方では、トリカブトの母根を「烏頭(うづ)」、子根を「附子(ぶし)」、子根の付かない単体の塊根を「天雄(てんゆう)」と呼び、鎮痛・抗リューマチ・強心作用があるとされる。「附子」を毒に用いる際は「ぶす」と称する。
- ハナトリカブトの別名ブス(附子)は、不細工な顔を指す「ブス」の語源とされる。これは、トリカブトの中毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったものを指すとの説が有力なため。
トリカブトの主な種
- ハナトリカブト (A. chinense Sieb. ex Sieb. et Zucc.)
- カワチブシ (A. grossedentatum (Nakai) Nakai)
- ハクサントリカブト (A. hakusanense Nakai)
- センウズモドキ (A. jaluense Kom.)
- ヤマトリカブト (A. japonicum Thunb.)
- レイジンソウ (A. loczyanum R. Raymund.)
- タンナトリカブト (A. napiforme Lev. et Van.)
- エゾリカブト (A. sachalinense Fr. Schm.)
- ホソバトリカブト (A. senanense Nakai)
- ツクバトリカブト (A. japonicum Thunb. subsp. maritimum (Nakai ex Tamura et Namba) Kadota)
- ダイセツトリカブト (A. yamazakii Tamura et Namba)
花言葉
- 騎士道
- 厭世家
- 人間嫌い
- 敵意
- 美しい輝き
- 栄光
- 復讐
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
植物、
タ行、
トとリンクを辿ると、当ページ
トリカブトに辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_t/carmichaels_monkshood.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月18日 最終更新:2007年05月18日