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この言葉は美人の姿を形容するフレーズとして、古くは江戸時代の天明年間に編まれたことわざ辞典『譬喩尽(ひゆづくし)』に既に記載があります。スラリと細く伸びた茎に、大きくて麗しい花を咲かせるシャクヤクを美しい女性の立ち姿に。横に広がった枝に艶やかに咲くボタンの花を、優雅に座る女性の姿に。そして、風になびきながらも凛と咲くユリの花に、美しく歩く女性の姿を重ねてのことなのでしょう。また、シャクヤクは立った状態で、ボタンは座った状態で、そしてユリは歩きながら鑑賞するのが一番良いとの例えとの説もあります。更に、これらの植物は全て婦人病の漢方薬として用いられてきた経緯もあり、シャクヤクは冷え性や月経不順、産後の疲労回復に。ボタンは月経困難や便秘に。ユリは乳腺炎や吹き出物の薬草として。そこから、これらの植物を薬草として用いる女性は美人になるとの説もあります。また、詠んだ際に語呂のよい、七・七・七・五になる花が選択されただけとの説などいろいろ。
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