第84番札所 南面山屋島寺
南面山屋島寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s84_yashimazi.html#basic
- 正式名称と通称
- 南面山千光院 屋島寺(なんめんざん やしまじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 十一面千手観世音菩薩 / 真言宗御室派 / 鑑真和上
- 真言
- オン バザラ タラマキリク
- 御姿
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- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第84番 南面山 屋島寺 の御詠歌に
- 梓弓 屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ(あずさゆみ やしまのみやに もうでつつ いのりをかけて いさむもののふ)
- 所在地と電話番号
- 〒761-0111:香川県高松市屋島東町1808(087-841-9418)
- 前札所と次札所
- 前札所:第83番札所 一宮寺(14.7km)/次札所:第85番札所 八栗寺(7.2km)
- 交通と駐車場
- 一宮寺→栗林公園→国道11号線→新川橋→屋島寺
- 一宮寺から徒歩7分、琴平電鉄高松築港行:一宮→瓦町(40分)、琴平電鉄志度行:瓦町→琴電屋島(17分)、屋島豊山鉄道:屋島山上(5分)、下車後徒歩(1km)
- 駐車場:無料(400台:境内まで徒歩2分)、駐車場までの通行料610円
- 宿泊
- 宿坊なし
南面山屋島寺のその他情報
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- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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歴史と謂れ
天平勝宝6年(754年)に来日した律宗の開祖、鑑真和上は大宰府を出発して難波へ向かったが、その途中屋島へ立ち寄り、こここそが伽藍建立の聖地と感得して北嶺に普賢堂を建た。その弟子恵雲律師が堂宇を整備して住職となり、これが寺の草創。弘仁6年(815年)には弘法大師が登山し、嵯峨天皇の勅命によって一夜のうちに本堂を建立し、自刻の十一面千手千眼観世音を本尊として安置した。この折、大師は北領にあった伽藍を南領に移したとされる。その後山岳仏教の霊場として盛んであったが、戦乱で衰退し、藩主の援助などで再興されている。本堂は江戸時代に幾度かの大修理が行われ、昭和32年から2年間をかけて昔の古い形に復元されている。
堂塔
仁王門から二天門を入ると、正面が朱塗の本堂、右に大師堂、平家供養の鐘で知られる梵鐘がある。弘法大師ゆかりの獅子の霊巌、源平の古戦場「壇ノ浦」などの古跡もある。
二天門
天暦年間に明達律師が二天像を安置したとされる。
鐘楼
鐘楼の梵鐘は貞応2年(1223年)に鋳造されたもので、僧蓮阿弥陀仏鋳師工師宗支に造らせたとされる。重要文化財に指定されている。
その他
行事
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その他の情報
- 本尊の十一面千手観世音菩薩は藤原時代の作で、全身に漆を塗り金箔をおいたカヤの木の一本造り。御手、光背が当時のまま残されており、拝観することができる。本堂、本尊ともに重要文化財に指定されている。
- 源平合戦の遺物や宝物など、当寺に伝わる寺宝を保存・展示している。雪舟画「滝見観音」、土佐光起画「屋島合戦図屏風」、鑑真和上肖像、高松藩主松平頼重より寄進された徳川家康所持太刀など貴重なものが多い。入館は有料。
- その他、境内には天然記念物「相生の松」や、源氏の武士が血に濡れた刀を洗ったという「血の池」などがある。
太三郎狸
四国狸の総大将と崇められる太三郎を祀る蓑山大明神がある。太三郎狸は屋島で異変が起こる際は直前に屋島寺住職に知らせたとされる。昔は住職が交替する度に、その年の中秋の名月に狸祭を催し、源平合戦の実演を見せたと伝えられている。現在では、家庭円満・縁結び・水商売の神様として祀られている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日