第88番札所 医王山大窪寺
医王山大窪寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s88_ookubozi.html#basic
- 正式名称と通称
- 医王山遍照光院 大窪寺(いおうざん おおくぼじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 薬師如来 / 真言宗大覚寺派 / 行基菩薩
- 真言
- オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第88番 医王山 大窪寺 の御詠歌に
- なむ薬師 諸病なかれと 願いつつ 詣れる人は 大窪の寺(なむやくし しょびょうなかれと ねがいつつ まいれるひとは おおくぼのてら)
- 所在地と電話番号
- 〒769-2306:香川県さぬき市多和字兼割96(0879-56-2278)
- 前札所と次札所
- 前札所:第87番札所 長尾寺(15.6km)/次札所:第1番札所 霊山寺(39.63km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:長尾寺→来洒→額栖→多和支所→槙川→大窪寺
- 長尾寺から徒歩5分、大川バス長谷行:大川バス本社前→多和学校前(23分)、下車後徒歩(5.5km)
- 高松琴平電鉄長尾線長尾駅下車。長谷行きバス30分(大窪寺下車)。徒歩1分。
- 駐車場:無料(80台:境内まですぐ)
- 宿泊
- 80人(3800円)
医王山大窪寺のその他情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
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歴史と謂れ
遍路の旅の終着・結願の寺。元正天皇の頃、養老年間に行基菩薩がこの地に留錫し開創したとされる。後に弘法大師が唐より帰朝し、現在の奥ノ院の岩窟で求聞持の法を修し、大きな窪のかたわらに一文字の草庵「一堂」堂宇を建立して自刻の坐像等身の薬師如来像を本尊として安置した。また、大師は四国巡行中に手に持っていた三国(日本、唐、天竺)伝来の錫杖をここに納めて第八十八番結願所と定めた。大窪寺は女性の入山を許していたため、後に女人高野ともいわれ、参拝者で賑わったという。しかし天正の兵火で焼失し寺勢も衰えたが、松平頼重が寺領を寄進して再建、二代目藩主松平頼常も元禄時代に仁王門や本堂の修築を行った。現在の建物はその後に再建されたもの。
堂塔
そそり立つ胎蔵ヶ峰を背景に本堂があり、礼堂・中殿・奥殿(二重多宝塔)からなり、本尊の薬師如来は奥殿に安置されている。
八十八番結願所
心経塔
その他
行事
奉納された金剛杖は、3月21日と8月20日に柴灯大護摩で供養される。
その他の情報
- 参道の石段の途中に「八十八番結願所」と書かれた石標がある。八十八箇所を打ち終え、大師堂の脇にある寶杖堂に金剛杖を奉納する(続けてお詣りする人は杖を持ち帰るが、打ち納めの人は金剛杖を大窪寺に納めるのが習し)。杖の他に菅笠や松葉杖、コルセットなども奉納されている。
- この寺は山に囲まれた窪地に建てられたことから大窪寺の寺号になったと伝えられている。
- 本尊の薬師如来は、薬壺のかわりにほら貝をもち、このほら貝ですべての厄難諸病をふきはらうといわれる。
- 弘法大師が四国八十八箇所開創の頃、本尊に供える清水がなかった。大師が大きな杉の根本に御持参の独鈷で加持するとたちまち清水が湧き出、今でも涸れることがなく湧き出している。この清水は人々に「大師の加持水」と呼ばれている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日