第68番札所 琴弾山神恵院
琴弾山神恵院の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s68_jinnein.html#basic
- 正式名称と通称
- 七宝山 神恵院(ことひきざん じんねいん)/通称:琴弾八幡
- 本尊と宗派、開基
- 阿弥陀如来 / 真言宗大覚寺派 / 日証上人
- 真言
- オン アミリタ テイゼイ カラウン
- 御姿
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- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第68番 琴弾山 神恵院 の御詠歌に
- 笛の音も 松吹く風も 琴弾くも 歌うも舞うも 法の声々(ふえのねも まつふくかぜも ことひくも うたうもまうも のりのこえごえ)
- 所在地と電話番号
- 〒768-0061:香川県観音寺市八幡町1丁目2-7(0875-25-3871)
- 前札所と次札所
- 前札所:第67番札所 大興寺(8.7km)/次札所:第69番札所 観音寺(0km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:小松尾寺→山本町→観音寺市街→神恵院・観音寺
- 大興寺から徒歩36分、JRバス観音寺行:山本町観音寺駅(18分)、JRバス仁尾・詑間行:観音寺中学校前(7分)、徒歩(100m)
- JR予讃線観音寺駅下車。善通寺行きバス6分(観音寺中学校前下車)。徒歩3分。
- 駐車場:無料(20台:境内まで徒歩1分)
- 宿泊
- 宿坊なし
琴弾山神恵院のその他情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s68_jinnein.html#other
歴史と謂れ
大宝3年(703年)、琴弾山の山頂で修行をしていた法相宗の日証上人が、海に浮かぶ一艘の船を見つけた。その船からは琴の音が響いていたため、驚いた上人はそれを宇佐八幡のおつげと悟り船を浜辺に引き上げた。すると船の中より「我は八幡大明神なり、宇佐より来たる。この地の風光、去りがたしと覚ゆ」と声がし、海が一夜にして竹林と松林に変わったといわれる。その神威に驚いた上人は、里人数百人とともに神船と琴を琴弾山頂に引き上げて祀ったと伝えられる。その時に琴弾八幡宮と名付け、併せて神宮寺も創建した。この神舟は神功皇后ゆかりのある舟であるため、皇后の像も合祀されている。養老6年(722年)には行基が巡錫し、後の大同2年(802年)には弘法大師もこの地に巡錫、阿弥陀如来の尊像を描き本尊として安置した。その時四国霊場札所に定め、寺号を琴弾山神恵院と名付けたとされる。明治初期の神仏分離令で八幡宮に安置されていた阿弥陀如来は観音寺の境内に移され、琴弾八幡宮と神恵院に分離した。それぞれ独立して神恵院は観音寺と同居し、本堂と大師堂を移建した。平成13年には本堂が移され、現代的な建物になっている。
堂塔
四国霊場では珍しく、一山に68番と69番の二ヶ寺がある。仁王門の右の柱には「四国 六十八 六十九番 霊場」と書かれ、左の柱には「七宝山 神恵院 観音寺」と一緒に書かれている。
本堂
行事
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その他の情報
- 境内の宝物館には、釈迦涅槃像をはじめ琴弾八幡本地仏像図や琴弾宮絵縁起図など、国の重要文化財に指定された寺宝が数多く安置されている。
- 釈迦涅槃像は、釈迦の臨終横臥の姿を彫ったもので、仏涅槃図は多くあるが彫刻されたのは国内でも少い。檜材の寄木白木造りで全長74cm、藤原時代の作と推定されている。
- 琴弾宮絵縁起図は、日証上人が琴弾八幡宮を造った由来を描いた大和絵。鎌倉中期の作品といわれ、これらの寺宝は寺の縁日の1月と8月の16日に限り拝観できる。
- 書院の回遊式日本庭園「巍巍園」はツツジの名所として有名。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日