第63番札所 密教山吉祥寺
密教山吉祥寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s63_kitizyouzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 密教山胎蔵院 吉祥寺(みっきょうざん きちじょうじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 毘沙門天 / 真言宗東寺派 / 弘法大師
- 真言
- オン ヘイシラマンダヤ ソワカ
- 御姿
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- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第63番 密教山 吉祥寺 の御詠歌に
- 身のうちの悪しき悲報を打ちすてて みな吉祥を望み祈れよ(みのうちの あしきひほうを うちすてて みなきちじょうを のぞみいのれよ)
- 所在地と電話番号
- 〒793-0072:愛媛県西条市氷見乙1048(0897-57-8863)
- 前札所と次札所
- 前札所:第62番札所 宝寿寺(1.5km)/次札所:第64番札所 前神寺(3.3km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:宝寿寺→国道11号線→吉祥寺
- 宝寿寺から徒歩1分、せとうちバス新居浜駅・中萩経由川之江行:小松→氷見(3分)、下車後徒歩(50m)
- JR予讃線伊予氷見駅下車。徒歩3分。
- 駐車場:無料(8台:境内まですぐ)
- 宿泊
- 宿坊100人(3800円)
密教山吉祥寺のその他情報
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歴史と謂れ
弘法大師がこの付近を通りかかったとき、光を放つひのきを見つけた。大師はこの霊木で本尊の毘沙門天と脇仏の吉祥天・善尼師童子を刻み、寺を創建したと伝わる。当時は今よりも南の坂元山にあり、寺領も広大で二十一坊を有するなど寺は隆盛だったとされる。だが、天正13年(1585年)に豊臣秀吉による四国攻めの兵火により焼失。万治2年(1659年)、末寺の檜木寺と合併して現在の場所に移され再興した。
堂塔
成就石
その他
行事
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その他の情報
- 毘沙門天を本尊として祀っているのは四国八十八箇所中ではここだけで、門柱には「四国唯一毘沙門天鎮座」と書かれている。本尊の毘沙聞天は「米持ち大権現」と呼ばれ、農家からの信仰も厚い。
- この寺には秘仏のマリア観音という珍しい観音像を所蔵している。キリストを従えたマリアの高麗焼純白像で、高さは30cmほど。長宗我部元親がイスパニア船サン・クェリッペ号の船長バードレから託されたもの。その後家臣の秦備前守が秘蔵したが、家族に不幸が続いたため吉祥寺へ預けたとされる。
- 本堂の手前に「成就石」と称する大きな石がある。高さ1mほどの石で、直径30cmほどの穴が開いている。本堂前から目を閉じて願い事を唱えながら石まで進み、金剛杖の先を穴に通すことができれば、願いが叶うといわれている。昔は、石鎚山麓の滝壷にあったと伝えられ、永い間水に打たれて穴が空いたものと考えられている。
- 成就石のすぐすばに、毘沙聞天の妃・吉祥天の像がある。この像の下をくぐるとあらゆる貧困を取り除き、大富貴をもたらすといわれる。
- のどが渇いていた弘法大師は、通りがかった老婆に水をわけてもらった。後に大師はこの水が遠くから運んできたものと知り、地面を杖で加持すると水が湧き出たといわれる。現在も寺から200mほど離れた所で涸れることなく水が湧き出し、村の生活水として大切にされている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日