ニオブ【Niobium】
ニオブの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/nb.html#basic
ニオブの一般特性
- 名称/記号/番号
- ニオブ / Nb / 41
- 分類
- 遷移金属
- 族/周期/ブロック
- 5(VA) / 5 / d
- 密度/硬度
- 8570kg・m-3 / 6
- 単体の色
- 光沢のある灰白色
ニオブの原子特性
- 原子量
- 92.90638amu
- 原子半径(計測値)
- 145(198)pm
- 共有結合半径
- 137pm
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Kr]4d4 5s1
- 電子殻
- 2, 8, 18, 12, 1
- 酸化数(酸化物)
- 5,3(酸性酸化物)
- 結晶構造
- 体心立方構造
ニオブの物理特性
- 相
- 固体(常磁性)
- 融点
- 2750K
- 沸点
- 5017K
- モル体積
- 10.83×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 696.6kJ・mol-1
- 融解熱
- 26.4kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 0.0755Pa(2741K)
- 音の伝わる速さ
- 3480m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 0.002%
- 電気陰性度
- 1.6(ポーリング)
- 比熱容量
- 265J・kg-1・K-1
- 導電率
- 6.93×106m・Ω
- 熱伝導率
- 53.7W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:652.1kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1380kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:2416kJ・mol-1/第4イオン化エネルギー:3700kJ・mol-1/第5イオン化エネルギー:4877kJ・mol-1/第6イオン化エネルギー:9847kJ・mol-1/第7イオン化エネルギー:12100kJ・mol-1
ニオブのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/nb.html#basic
ニオブの特徴
バナジウム族元素の1つ。空気中で酸化被膜を作り内部を保護、耐食性、耐酸性がある。酸化力のある酸やフッ化水素酸には溶ける。展性、延性に富み、加工し易い。
ニオブの歴史
ハチェット【C.Hatchett】が1801年に発見。発見当初は「コロンビウム」と呼ばれた(原料のコロンプ石が由来)。現在でも一部でこの呼び名が使われている。
ニオブの用途
- ニオブの金属間化合物には、高温超伝導物質を除けば比較的高い超伝導転移温度を持つものがあり、リニアモーターカーなどの超伝導磁石に利用される。
- 海水に対する耐蝕性を高めたステンレス鋼に添加する。
- タンタルの替わりにニオブを使った電解コンデンサが登場している。
その他
タンタル石にもニオブが含まれ、タンタルと性質が似ているため、ギリシャ神話のタンタロス【Tantalos】の娘のニオベ【Niobe】にちなんで命名された。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日