ポロニウム【Polonium】
ポロニウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/po.html#basic
ポロニウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- ポロニウム / Po / 84
- 分類
- 半金属
- 族/周期/ブロック
- 16(IVB) / 6 / p
- 密度/硬度
- 9196(α)/9398(β)kg・m-3 / 不明
- 単体の色
- 銀白色
ポロニウムの原子特性
- 原子量
- 208.9824amu
- 原子半径(計測値)
- 190(135)pm
- 共有結合半径
- 不明
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Xe]4f14 5d10 6s2 6p4
- 電子殻
- 2, 8, 18, 32, 18, 6
- 酸化数(酸化物)
- 4,2(両性酸化物)
- 結晶構造
- 単斜晶系
ポロニウムの物理特性
- 相
- 固体
- 融点
- 527K(254℃/489°F)
- 沸点
- 1235K(962℃/1764°F)
- モル体積
- 22.97×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 不明
- 融解熱
- 60.1kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 0.0176Pa(527K)
- 音の伝わる速さ
- 不明
その他
- クラーク数
- 不明
- 電気陰性度
- 2.0(ポーリング)
- 比熱容量
- 不明
- 導電率
- 2.19×106m・Ω
- 熱伝導率
- 20W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 812.1kJ・mol-1
ポロニウムのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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ポロニウムの特徴
安定同位体は存在しない。酸素族元素の一つ。摂氏36℃以上で立方晶から菱面体晶(β-Po)に構造相転移する。水に溶けない。塩酸にはゆっくり溶ける。硫酸、硝酸には易溶、アルカリにはわずかに溶ける。ラドンが崩壊することによってポロニウム218が生じ、更にこれが崩壊していく過程でポロニウム214、ポロニウム210が生じる。自然界に存在するポロニウムでは、ポロニウム210の半減期が138.4日と一番長い。人工的に作られるポロニウム209の半減期は102年。
ポロニウムの歴史
1869年、周期表を発表したドミトリ・メンデレーエフは未発見の第84番元素が存在すると予言、テルルの1つ下に位置する元素であることから、サンスクリット語で「1」を意味する「エカ」をテルルにかぶせエカテルルと仮に名付けた。原子量を約122と予測している。1898年7月、マリ・キュリーが夫のピエール・キュリーとともにウラン鉱石から発見。
ポロニウムの用途
- 計算上わずか47ng(1億分の4.7グラム)で50%致死線量の被曝を受けることになる。最大許容身体負荷量は6.8 pg(1兆分の6.8グラム)とされている。また、同位体もすべて強力な放射能を持っている。
- アルファ線源や原子力電池に使われる。
その他
発見者の祖国ポーランドのラテン語形「Polonia」から命名。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日