サマリウム【Samarium】
サマリウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/sm.html#basic
サマリウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- サマリウム / Sm / 62
- 分類
- ランタノイド
- 族/周期/ブロック
- 3 / 6 / f
- 密度/硬度
- 7353kg・m-3 / (不明)
- 単体の色
- 銀白色
サマリウムの原子特性
- 原子量
- 150.36amu
- 原子半径(計測値)
- 185(238)pm
- 共有結合半径
- 不明
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Xe]6s24f6
- 電子殻
- 2, 8, 18, 24, 8, 2
- 酸化数(酸化物)
- 3(やや酸性)
- 結晶構造
- 三方晶
サマリウムの物理特性
- 相
- 固体(常温では常磁性体)
- 融点
- 1345K(1072℃/1962°F)
- 沸点
- 2076K(1803℃/3261°F)
- モル体積
- 10.98×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 166.4kJ・mol-1
- 融解熱
- 8.63kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 563Pa(1345K)
- 音の伝わる速さ
- 2130m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 0.0006%
- 電気陰性度
- 1.17(ポーリング)
- 比熱容量
- 200J・kg-1・K-1
- 導電率
- 0.956×106m・Ω
- 熱伝導率
- 13.3W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:544.5kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1070kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:2260kJ・mol-1/第4イオン化エネルギー:3990kJ・mol-1
サマリウムのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/sm.html#basic
サマリウムの特徴
希土類元素の1つでランタノイドに属す。灰白色の軟らかい金属。加熱下で酸化され、酸(無機酸)に易溶。熱水とも反応する。モナズ石(モナザイト)に含まれる。サマリウムは単体でも原子価揺動を起こす。
サマリウムの歴史
サマルスキ【V.E.Samarskii】が新鉱物を発見、1847年にローズ【H.Rose】がサマルスキ石と命名、1879年にボアボードラン【P.E.L.de Doisbaudran】が発見。
サマリウムの用途
- 天然に存在するサマリウム147(サマリウム中におよそ15%存在)がα崩壊することを利用して、年代測定に利用される。
- サマリウムコバルト磁石は強力な磁石として使用される。ネオジム磁石の方が価格が安く性能もよいが、キュリー温度(磁性がなくなる温度)が約700度のため、高温で使う用途で使われている。
- 自動車の排気ガス浄化用等、触媒の材料として用いられる。
その他
発見者の名前が付けられたサマルスキー石【Samarskii】(ロシアの鉱山技師)から命名。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日