アンチモン【Antimony】
アンチモンの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/sb.html#basic
アンチモンの一般特性
- 名称/記号/番号
- アンチモン / Sb / 51
- 分類
- 半金属
- 族/周期/ブロック
- 15(VB) / 5 / p
- 密度/硬度
- 6697kg・m-3 / 3
- 単体の色
- 光沢のある銀灰色
アンチモンの原子特性
- 原子量
- 121.760amu
- 原子半径(計測値)
- 145(133)pm
- 共有結合半径
- 138pm
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Kr]4d10 5s2 5p3
- 電子殻
- 2, 8, 18, 18, 5
- 酸化数(酸化物)
- -3,3,5(酸性酸化物)
- 結晶構造
- 菱面体晶
アンチモンの物理特性
- 相
- 固体
- 融点
- 903.78K(630.63℃/1167.13°F)
- 沸点
- 1860K(1587℃/2889°F)
- モル体積
- 18.19×10-6m3・mol-1
- 気化熱
- 77.14kJ・mol-1
- 融解熱
- 19.87kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 2.49×109Pa(6304K)
- 音の伝わる速さ
- 3420m・s-1(239.15K)
その他
- クラーク数
- 0.00005%
- 電気陰性度
- 2.05(ポーリング)
- 比熱容量
- 210J・kg-1・K-1
- 導電率
- 2.88×106m・Ω
- 熱伝導率
- 24.3W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1:834kJ・mol-1/第2:1594.9kJ・mol-1/第3:2440kJ・mol-1/第4:4260kJ・mol-1/第5:5400kJ・mol-1/第6:10400kJ・mol-1
アンチモンのその他情報
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https://www.7key.jp/data/science/element/sb.html#basic
アンチモンの特徴
常温、常圧で安定なのは灰色アンチモンで、銀白色の金属光沢のある硬くて脆い半金属の固体。
アンチモンの歴史
化合物は古代より顔料(化粧品)として利用され、最古のものでは有史前のアフリカで利用されていた痕跡が残っている。
アンチモンの用途
- 工業材料として多岐にわたる用途に用いられているが、人体に対して毒性の疑いがあることから、代替素材の開発が進み、徐々に使用が控えられる傾向にある。
- 活字用合金(現在ではほとんど使用されていない)。
- ドーパントとして半導体材料への添加物。
- 化粧品の材料(毒性のため、現在は使用されない)。
- ポリエステルを製造する際の触媒。
- 鉛蓄電池の電極の材料。
- ハンダ合金の材料。
- ゴム、プラスチックの顔料。毒性の低い三酸化アンチモンを利用。
- 繊維、プラスチック、紙を難燃性にするための添加物の原料。酸化アンチモンを用いる。
- 医薬品の材料。酒石酸ナトリウムアンチモニウムが駆虫薬に用いられている。
- アルミニウム合金への添加物。微量添加により共晶組織を微細化する。
その他
元素名はギリシア語の「抗(anti)+僧侶(monachon)」、元素記号の「Sb」はラテン語の「揮安鉱(stibium)」から命名。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日