ルテニウム【Ruthenium】
ルテニウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/ru.html#basic
ルテニウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- ルテニウム / Ru / 44
- 分類
- 遷移金属
- 族/周期/ブロック
- 8(VIII) / 5 / d
- 密度/硬度
- 12370kg・m-3 / 6.5
- 単体の色
- 銀白色金属
ルテニウムの原子特性
- 原子量
- 101.07amu
- 原子半径(計測値)
- 130(178)pm
- 共有結合半径
- 126pm
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Kr]4d75s1
- 電子殻
- 2, 8, 18, 15, 1
- 酸化数(酸化物)
- 2, 3, 4, 6, 8(酸性酸化物)
- 結晶構造
- 六方最密構造
ルテニウムの物理特性
- 相
- 固体(常磁性)
- 融点
- 2607K(2334℃)
- 沸点
- 4423K(4150℃)
- モル体積
- 8.17×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 595kJ・mol-1
- 融解熱
- 24kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 1.4Pa(2523K)
- 音の伝わる速さ
- 5970m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 5×10-7%
- 電気陰性度
- 2.2(ポーリング)
- 比熱容量
- 238J・kg-1・K-1
- 導電率
- 13.7×106m・Ω
- 熱伝導率
- 117W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:710.2kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1620kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:2747kJ・mol-1
ルテニウムのその他情報
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- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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ルテニウムの特徴
白金族元素の一つ。貴金属にも分類される。酸化力のある酸に溶ける。王水とはゆっくり反応。希少金属。
ルテニウムの歴史
ベルセリウス【J.J.Berzelius】とオサン【G.W.Osann】が1828年に発見。クラウス【K.Glaus】が1844年に単体分離。
ルテニウムの用途
- オスミウムとの合金が、万年筆などのペン先に使われる。
- 有機化学分野においては不飽和結合を水素化する際の触媒として多用される。
- 四酸化ルテニウムや過ルテニウム酸塩などは酸化剤として多用される。
- ハードディスクの容量増大の目的でも用いられている。具体的には、数原子層のルテニウムを記録層の間に挟むことで反強磁性的結合状態をつくり、磁化の方向(0/1の記録に対応)を安定化している。この手法により、ビットサイズを小さくした際の超常磁性効果によってもたらされる、記録の熱的不安定性を抑制することが可能となる。
その他
ラテン語の「ロシア(Ruthenia)」から命名。この元素がロシア人によって白金鉱中から発見されたことにちなみ、祖国の名から名付けられた。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日