パラジウム【Palladium】
パラジウムの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/pd.html#basic
パラジウムの一般特性
- 名称/記号/番号
- パラジウム / Pd / 46
- 分類
- 遷移金属
- 族/周期/ブロック
- 10(VIII) / 5 / d
- 密度/硬度
- 12023kg・m-3 / 4.75
- 単体の色
- 銀白色
パラジウムの原子特性
- 原子量
- 106.42amu
- 原子半径(計測値)
- 140(169)pm
- 共有結合半径
- 131pm
- VDW半径
- 163pm
- 電子配置
- [Kr]4d10
- 電子殻
- 2, 8, 18, 18, 0
- 酸化数(酸化物)
- ±1(塩基性)
- 結晶構造
- 面心立方構造
パラジウムの物理特性
- 相
- 固体(常磁性)
- 融点
- 1828.05K(1554.90℃)
- 沸点
- 3236K(2963℃)
- モル体積
- 8.56×10-3m3・mol-1
- 気化熱
- 357kJ・mol-1
- 融解熱
- 17.6kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 1.33Pa(1825K)
- 音の伝わる速さ
- 3070m・s-1(293.15K)
その他
- クラーク数
- 1×10-6%
- 電気陰性度
- 2.20(ポーリング)
- 比熱容量
- 244J・kg-1・K-1
- 導電率
- 9.5×106m・Ω
- 熱伝導率
- 71.8W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 第1イオン化エネルギー:804.4kJ・mol-1/第2イオン化エネルギー:1870kJ・mol-1/第3イオン化エネルギー:3177kJ・mol-1
パラジウムのその他情報
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- 2007-04-26T00:00:00+09:00
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パラジウムの特徴
白金族元素の1つ。貴金属にも分類される。酸化力のある酸(硝酸など)には溶ける。希少金属の1つ。
パラジウムの歴史
1803年にウォラストン【W.H.Wollaston】によって発見。
パラジウムの用途
- 自分の体積の 935 倍もの水素を吸収するため、水素吸蔵合金として利用される。
- 還元触媒として用いられる。
- クロスカップリング反応の触媒として汎用される。
- 自動車の排気ガス用の触媒として使われている。
- 歯科治療に使われる合金として用いられ、いわゆる銀歯は金銀パラジウム合金。20%以上のパラジウムを含有する。
- 貴金属として装飾品にも利用され、ホワイトゴールドの脱色用割り金として利用される。
その他
前年(1802年)に発見された小惑星パラスに因み、アテネの女神(Pallas)から命名。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日