アスタチン【Astatine】
アスタチンの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/at.html#basic
アスタチンの一般特性
- 名称/記号/番号
- アスタチン / At / 85
- 分類
- ハロゲン、半金属
- 族/周期/ブロック
- 17(IVB) / 6 / p
- 密度/硬度
- 不明
- 単体の色
- 銀白色
アスタチンの原子特性
- 原子量
- 209.9871amu
- 原子半径(計測値)
- 1.45(127)pm
- 共有結合半径
- 127pm
- VDW半径
- 不明
- 電子配置
- [Kr]4f14 5d10 6s2 6p5
- 電子殻
- 2, 8, 18, 32, 18, 7
- 酸化数(酸化物)
- ±1, 3, 5, 7(-)
- 結晶構造
- 不明
アスタチンの物理特性
- 相
- 固体
- 融点
- 575K(302℃/576°F)
- 沸点
- 610K(337℃/639°F)
- モル体積
- 不明
- 気化熱
- 114kJ・mol-1
- 融解熱
- 40kJ・mol-1
- 蒸気圧
- 不明
- 音の伝わる速さ
- 不明
その他
- クラーク数
- 不明
- 電気陰性度
- 2.2(ポーリング)
- 比熱容量
- 不明
- 導電率
- 不明
- 熱伝導率
- 1.7W・m-1・K-1
- イオン化エネルギー
- 920kJ・mol-1
アスタチンのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-26T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/science/element/at.html#basic
アスタチンの特徴
ハロゲン元素の1つ。いくつかの同位体が存在するが、安定同位体は存在せず半減期も短い。そのため、実験している最中にどんどん崩壊して他の元素に変わっていくため、その詳しい化学的、物理的性質は分かっていない部分が多い。昇華性があり、水に溶ける。金属と非金属の中間的性質を持つ。常温では揮発するが、水溶液は安定している。アスタチンは壊変系列中の短寿命生成物として存在するため、鉱物の主成分となることはない。また、アスタチンは全ての元素の中で地殻含有量が最も少ない元素。
アスタチンの歴史
メンデレーエフによって「eka-ヨウ素」として予言された。1940年、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校でセグレ等によりビスマス209にアルファ粒子を当てて、アスタチン211が初めて作られた。
アスタチンの用途
- 強い放射能と短い半減期(アスタチン210でも8.1時間しかない)のため、研究用以外に用途はない。
その他
ギリシャ語の「否定(a)+安定(statos):不安定」から命名。この元素が人工的に得られた際、それが極めて不安定だったことにちなむ。この元素は最初アラバミン(元素記号:Ab)と呼ばれていた。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年04月26日 最終更新:2007年04月26日