バチカン市国
バチカン市国の基本情報
- 最終更新
- 2007-04-11T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/w_europa/vat.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- バチカン市国【Holy See (Vatican City State)】。公式の英語表記は、State of the City of Vatican。
- 首都
- (Vatican City)
- 国旗
- 人種
- 法王庁に勤務する聖職者と庸兵(イタリア人85%、スイス人12%)
- 言語
- 公用語はラテン語。また、一般に外交用語はフランス語、業務用語はイタリア語。
- 宗教
- キリスト教(カトリック)
- 通貨
- ユーロ:Euro(EUR)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- VAT/VA/336
- 人口/面積
- 921人/0.44平方キロメートル(この他、市国外の伊領土内に治外法権を有する施設あり)
- 国歌/国花/国鳥
- 賛歌と教皇の行進曲/マドンナリリー/-
- 漢字による表記
- 和地関/梵蒂岡
- 時間帯
- UTC +1(DST: 無し)
- ccTLD
- .VA
- 国際電話番号
- 379
バチカン市国のその他情報
- 最終更新
- 2007-04-11T00:00:00+09:00
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バチカン市国の地形
周囲をイタリアの首都ローマ市に囲まれた世界最小の主権国家。ローマ市内の北西部に位置するバチカン丘の上、テベレ川の右岸にある。
バチカン市国の気候
地中海性気候の区域に属し、5〜9月は乾季にあたり少雨高温、10〜5月は雨季で冬は冷え込む。
バチカン市国の経済
主としてイタリアを始めとするEU諸国からの輸入に依存。財政は、法王聖座予算は恒常的な赤字であったが1993年以降黒字を計上。市国予算は黒字を計上。財政は、条約にもとずくイタリアからの賠償金、資産と株式の運用、切手などの販売、信者からの寄付、観光によって賄われている。独自にラジオ、電話、郵便、銀行などの公共サービスを実施しているが、必要な物資はすべてイタリアに依存する。バチカン宮殿、サンピエトロ大聖堂、システィナ礼拝堂、バチカン美術館などがあり、観光収入は大きい。主な産業としては出版業、モザイク製作、制服の製作など。独自通貨を作らないため、以前はリラが用いられていたが、2002年1月1日以降、ユーロが流通するようになった。
バチカン市国の歴史
- この地は古代以来ローマの郊外にあり人の住む地域ではなかったが、キリスト教以前から一種の聖なる地だったと考えられている。
- 64年頃:ネロ皇帝の迫害のため殉教したキリストの使徒ペテロが、バチカンの丘に葬られる。
- 326年:コンスタンティヌス帝によってペトロの墓所とされたこの地に最初の教会堂(聖ピエトロ聖堂)が建てられる。やがてこの地に住んだローマ司教が教皇として全カトリック教会に対して強い影響力をおよぼすようになる。
- 756年:カロリング朝ピピンが、ラヴェンナ等の都市をローマ法王に寄進(法王領の始まり)。
- 1870年:イタリア軍、法王領に侵入(ローマ問題)。
- 1929年2月11日:教皇ピウス11世の全権代理ガスパッリ枢機卿とベニート・ムッソリーニ首相との間で合意が成立し、3つのラテラノ条約が締結される。条約は教皇庁が教皇領の権利を放棄するかわりに、バチカンを独立国家とし、イタリアにおけるカトリック教会の特別な地位を保証するもの。
- 1979年7月14日:バチカンとギリシャが史上初めて外交関係を樹立。
- 1984年:再び政教条約が締結され、イタリアにおけるカトリック教会の特別な地位などのいくつかの点が信教の自由を考慮して修正される。
- 1993年12月30日:バチカンとイスラエルがエルサレムで国交樹立に関する基本合意文書に調印。
バチカン市国の文化
- 元首はローマ法王で立法、行政、司法の全権を行使。バチカンとは、法王を国家元首とする独立国家たるバチカン市国と、法王を首長として世界のカトリック教会を支配する法王聖座の聖俗両面の総称とされている。
- その国境はすべてイタリアと接しており、かつて教皇を外部の攻撃から守るために築かれたバチカンの城壁に沿ってしかれている。国際的な承認を受ける独立国としては世界最小の面積。その狭い国土の中にサン・ピエトロ大聖堂やバチカン宮殿、バチカン美術館などが建てられている。また、ラテラン条約の取り決めに従って、バチカン市国外のいくつかの区域(カステル・ガンドルフォの教皇別荘、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂などの大バジリカ、教皇庁事務所など)でもバチカンの主権が認められている。
- バチカンという名称は、この地のもともとの名前であった「ヴァティカヌスの丘」【Mons Vaticanus】からとられている。
- バチカンの公用語はラテン語であるが、すでに死語となっているためラテン語が用いられるのは教皇の手による公式文書などで、通常はイタリア語が用いられている。スイス人衛兵たちの共通語はドイツ語である。
- 国旗に描かれている鍵は「ペテロの鍵」と呼ばれ、イエスが使徒ペテロに言った言葉「あなたに天の国の鍵を授ける」にちなむ。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月11日