オランダ
オランダの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-16T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- オランダ王国【Netherlands】。公式の英語表記は、Kingdom of the Netherlands。
- 首都
- アムステルダム【Amsterdam】(政庁所在地ハーグ)
- 国旗
- 人種
- ゲルマン系オランダ人96%
- 言語
- オランダ語(公用語)
- 宗教
- キリスト教(カトリック32%、プロテスタント22%)、イスラム教3%
- 通貨
- ユーロ:Euro(EUR)(1999年以前の通貨は、ギルダー)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- NLD/NL/528
- 人口/面積
- 16,318,199人/41,526平方キロメートル(北海道の約半分)
- 国歌/国花/国鳥
- ウィルヘルム・ヴァン・ナッソウ/チューリップ/ヘラサギ(トキ科)
- 漢字による表記
- 和蘭/阿蘭陀/和蘭陀
- 時間帯
- UTC (+ 1)(DST: (+ 2))
- ccTLD
- .NL
- 国際電話番号
- 31
オランダのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-16T00:00:00+09:00
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オランダの地形
ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接し、北と西は北海に面する。ライン川とマース川の河口にできた低地で、国土の4分の1は堤防で守られたポルダーとよばれる海面下の干拓地。運河と排水路で区画された平坦な土地で、南東部の最高地点でも標高はわずか321m。北海岸には砂丘が連なる。
オランダの気候
偏西風とメキシコ湾流の影響で、夏は比較的涼しく冬の積雪も少い温和な気候。西方海上から吹き付ける風と曇天の多いことが特徴。
オランダの経済
第2次世界大戦後、急速な工業化と農業の高度な集約化が実施され、オランダは周辺のヨーロッパの大国に比べて高度の工業水準を有する工業国としての地位を固めた。農業の全体の産業に占める割合は小さいものの、重要な産業の1つである。高度な集約化・機械化により農業の生産性はヨーロッパ連合諸国の中でも高く、農民の生活は総じて豊か。酪農や園芸、果樹栽培が盛んで、チューリップとチーズは特に有名。ニシン、たら、さばなどの遠洋漁業が昔から盛んであったが、20世紀に入り漁法の近代化が遅れて衰退。沿岸漁業はムール貝、かき、えび、舌平目が中心。オランダの工業には天然ガス、石油、岩塩があるが、天然ガスを除きいずれも小規模。鉱物資源が乏しいにもかかわらず20世紀にはいって金属工業を確立。すず、アルミニウム、亜鉛の精錬も行われている。代表的な製造工業としては製鉄、機械、電気機器、造船、航空機などの金属工業が第一に挙げられ、これについで食品加工業、化学工業があげられる。ロッテルダムのユーロポートは世界一の貿易港で欧州連合(EU)の玄関。伝統的に貿易が盛んなため、銀行や保険業も発達している。
主要貿易品目
輸出は機械・輸送機器、化学品、鉱産物(天然ガス)。輸入は機械・輸送機器、鉱産物(原油)、化学品。
主要貿易相手国
輸出はドイツ、ベルギー・ルクセンブルク、イギリス、フランス。輸入はドイツ、ベルギー・ルクセンブルク、アメリカ、イギリス。
オランダの歴史
- 1568年:対スペイン独立戦争。
- 1581年7月26日:独立宣言。
- 1648年10月24日:ウェストファリア条約でオランダ連邦共和国独立が承認される。
- 1688年11月5日:イギリス議会により国王に招請されたオランダ総督オレンジ公ウイリアム夫妻がイギリスに上陸(名誉革命)。
- 1810年7月9日:ナポレオン1世がオランダをフランスに併合。
- 1815年:オランダ王国独立。
- 1839年:ベルギーの独立を承認。
- 1867年:ルクセンブルクの独立。
- 1940年:ドイツによる占領。
- 1945年:オランダの解放。
- 1945年12月10日:国連加盟。
- 1949年11月2日:国連の仲介により「ハーグ協定」調印、オランダがインドネシアの独立を承認。
- 1949年12月27日:オランダがインドネシアの主権を抛棄し、インドネシア連邦共和国が成立(スカルノが大統領に就任)。
- 1975年:スリナムの独立。
- 1993年11月30日:世界初となる安楽死法成立。
オランダの文化
- オランダは、他国で思想・信条を理由として迫害された人々を受け入れることで繁栄してきたため、現在でもさまざまな文化に対して寛容な態度を取ってきた。比較的リベラルな政策、気風。
- 世界一平均身長の高い国(男性182.5cm、女性170.5cm)。
- ヨーロッパ共同体の玄関口ユーロポートが、ライン川の河口(ロッテルダム)にある。
- 言語は公用語がオランダ語で、フリースラント州ではフリジア語も公用語として認められている。オランダ国民のほとんどは、英語を話すことができる。
- ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクス3国と呼ばれ、ヨーロッパ共同体の創設メンバーとなった。
- 憲法上の首都はアムステルダムだが、政治の中心は王宮や国会の所在地であるハーグ。
- アムステルダムは100近い島を900以上の橋で結んだ街。
- オランダの国土はオランダ人自身が作った土地であるといわれる。小規模の干拓は13世紀から行われていたと言われ、16世紀後半以降本格的な干拓事業が行われるようになった。その結果、現在では国土の4分の1の土地が海面よりも低いとされる。オランダの名物「風車」は水対策の1つで、北海から吹き付ける風を利用して、水を堤防の外へ排出していたものである。
- オランダの最南部、バルレ・ナッソーにはベルギーの飛び地が21か所点在し、更にその飛び地の中にはオランダ領の飛び地が8か所点在する。バルレの街中に国境表示はないが、役場や警察などの公的機関はすべて両国のものが存在する。
- 現地では自国のことを「ネーデルランド【Nederland】」と呼ぶ。「オランダ」はポルトガル語の【Olanda】が元になっており、イタリアやスペインでも「オランダ」の呼び名が通じる。
- オランダにはアムステルダムやロッテルダム、フォーレンダム、レーンダムなど「ダム」の付く地名が多い。「ダム」はオランダ語で「堤防」との意味で、干拓によって国土を広げてきたオランダでは川に堤防を築いて都市を建設してきたことにちなむ。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月16日