ベラルーシ
ベラルーシの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- ベラルーシ共和国【Belarus】。公式の英語表記は、Republic of Belarus。
- 首都
- ミンスク【Minsk】
- 国旗
- 人種
- ベラルーシ人81.2%、ロシア人11.4%、ポーランド人3.9%、ウクライナ人2.4%、ユダヤ人0.3%(1999年ベラルーシ国勢調査)
- 言語
- 公用語はベラルーシ語(東スラヴ諸語の一つでロシア語に近い)。但し、ロシア語も広く普及しており、準公用語。
- 宗教
- ロシア正教が最も優勢、カトリック
- 通貨
- ベラルーシ・ルーブル:Belarusian Ruble(BYR)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- BLR/BY/112
- 人口/面積
- 10,310,520人/207,600平方キロメートル(日本の約半分)
- 国歌/国花/国鳥
- 我等、ベラルーシ人/-/-
- 漢字による表記
- 白露西亜/白露/西露西亜
- 時間帯
- UTC +2(DST: +3)
- ccTLD
- .BY
- 国際電話番号
- 375
ベラルーシのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_europa/blr.html#other
ベラルーシの地形
東ヨーロッパに位置する内陸国で、ロシア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアと国境を接する。大半がロシア平原に属す平坦な地で、中部から北部にかけてはベラルーシ丘陵が東西に延び、氷河時代の氷食作用による湖沼が点在している。南部はドニエプル川の支流地帯で、ポレーシェとよばれる湿地が広がっている。約1万1000もの湖があり、それを突き通すように、北部を通るダウガバ川、西部を通るネマン川、東部を通るドニエプル川とその支流であるプリピャチ川、ベレジナ川、ソジ川などの主要河川がある。全体の45.3%は森林地帯が占めるとされる。国土の大部分が低地で、最高点のジェルジンスカヤ丘陵でも海抜345m。最低点はネマン川の海抜90m。
ベラルーシの気候
大陸性気候だが、北部と西部は大西洋からの西風の影響を受けて湿潤大陸性気候で、冬の寒さもそれほど厳しくない。東部に行くほど冷涼で大陸性気候の特長が強くなる。
ベラルーシの経済
農業では、ライ麦、大麦、えん麦、ジャガイモ、テンサイ、亜麻などが栽培され、酪農も盛ん。集団農場や国営農場が残る。鉱業は原油、天然ガス、ソリゴルスクで採掘される岩塩がほぼ全て。原油だけは自国内の消費量の数割をまかなうことができるものの、その他エネルギーのほとんどをロシアからの輸入に頼っている。工業では、食品、木材製品、繊維、農業機械、自動車、石油化学製品が製造されている。独裁的な政治体制で経済改革が進められていなかったため、国外からの投資も集まらず経済情勢は悪化を続けていたが、2000年にデノミを実施し、ロシアとの連携を強めることで状況を安定させた。しかし、対露経済統合はロシア側に政治、経済的に大きく左右される事、ベラルーシ側に大幅な貿易赤字をもたらすなど問題があり、近年はロシアに自国の産業が脅かされるとの警戒感から、統合政策は事実上停滞している。
主要貿易品目
輸出は機械、設備装置、輸送機械、肥料。輸入は金属加工品、コンピューター機器、医療機器。
主要貿易相手国
輸出はロシア、ドイツ、ウクライナ。輸入はロシア、ドイツ、ウクライナ。
ベラルーシの歴史
- 6〜8世紀:スラブ民族が移住開始。
- 9世紀:キエフ・ルーシの一部だったポロツク公国がベラルーシの始まりとされる。バルト海と黒海を結ぶ通商路として繁栄。
- 10〜11世紀:ポロツク公国は版図を拡大し、 キエフ・ルーシやノヴゴロド公国と争う。南部には10世紀末にトゥーロフ公国が成立。一時、モンゴルに征服される。
- 12〜13世紀前半:10前後の公国が存在し、ベラルーシ人の民族意識が高まり団結。ドイツ騎士団やモンゴル帝国と戦う。
- 1569年:ポーランドとリトアニア大公国の連合国家成立。
- 1772年:第一次ポーランド分割により、白ロシア東部、ロシア領となる。
- 1793年:第二次ポーランド分割により、白ロシア中央部、ロシア領になる。
- 1795年:第三次ポーランド分割により、白ロシア西部、ロシア領になる。
- 1918年:史上初の独立国となるベラルーシ人民共和国が樹立される。
- 1919年:白ロシア・ソビエト社会主義共和国の成立。
- 1921年:ポーランド・ソビエト戦争の結果成立したリガ条約により、白ロシアの東半分がソ連領、西半分がポーランド領となる。
- 1922年:ソ連邦の結成に参加。
- 1939年:ソ連軍ポーランドに侵攻し西半分を占領(同年9月)、独ソ不可侵条約の秘密議定書に基づきポーランド西半分を白ロシア領に編入。
- 1941年:ナチス・ドイツに占領される。
- 1944年:ソ連に復帰。
- 1945年10月24日:国連加盟。
- 1986年4月26日:チェルノブイリ原発事故により多大の被害。
- 1990年7月27日:共和国主権宣言(独立宣言)。
- 1991年8月25日:共和国独立が承認される。
- 1991年9月19日:国名変更(白ロシアからベラルーシ共和国へ)。
- 1992年12月8日:ベラルーシのベロヴェーシの森で、ロシアのボリス・エリツィン、ウクライナのレオニード・クラフチュク、ベラルーシのスタニスラフ・シュシケビッチの三者間でソビエト連邦の解体を宣言、また三国で独立国家共同体創設協定を締結(これによりソ連邦の解体は決定的なものとなる)。
- 1994年:大統領選挙でロシア連邦との統合を目指すなどの選挙公約を打ち出したアレクサンドル・ルカシェンコが当選。
ベラルーシの文化
- 1991年ソ連8月クーデター以前は、ロシア語読みでベロルシアと呼ばれ、日本では「白ロシア」と呼んでいた。1991年9月15日に正式国号がベラルーシ共和国に改称されてから、ベラルーシの名称が定着している。なお「白ロシア」の名称は、以前方位を色で表していたことに由来しており、「白」は「西」を現していた。
- 1995年の国民投票により、ベラルーシ語に加えてロシア語が正式に公用語に格上げされた。また、ミンスクでは殆どの住民がロシア語を日常的に使用する。
- 国際連合にはソ連時代からソ連とは別枠で加盟していた。
- 独立国家共同体加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月17日